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射出成形とは 2
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射出成形法

射出成形法とは、 @プラスチック原料を加熱し  A可塑化した後金型内に高圧で注入し B金型内で固化した後取り出す加工法です。
前回、射出成形についての流れを簡単に説明しましたが、今回はそこに加わる「人」が行う仕事について説明してみたいと思います。

人の仕事 成形にかかわる人の仕事の種類には2種類あります。
 ・機械に金型をのせる、条件を出すなど、生産を管理する人(技術者)
 ・生産ライン上につき、実際に成形を行う人(生産者)

です。
今回は、「生産を管理する人(技術者)」の仕事について触れていきたいと思います。
プラスチック成形技能士

 射出成形だけでなく、プラスチック成形全般において、技能検定があり、実技・学科の試験を受けて、成形技能士の資格がとれます。
射出成形においては、「3級・2級・1級・単一等級・特級」の5段階があります。
 また、技術講習会等も行われており、サンプラスチックでは技術者全員が入社時に日精スクールの講習を受講しています。

技術者の仕事

 射出成形における技術者の仕事は、大きく分けて
 @金型を機械に乗せる
 A成形条件を出す・また機械に入力する
 B成形された製品が規定の条件に合ったものか確認し、条件調整・生産管理をする。
 C生産終了時に金型をおろす

 の4項目です。
 では順を追って詳しく説明していきたいと思います。

成形手順
1 金型のせ まずは金型を機械にのせます。両側のダイプレートにしっかり固定します。
2 温調配管

次に冷却水・温調機の配管をします。
図では簡単な配管ですが、金型によって配管がかなり複雑なものもあります。

3 材料投入

材料をホッパーに入れます。
入れる前にホッパーを清掃し、異材やゴミが入らないようにします。
図では豪快に入れていますが、乾燥機が付いていたり、材料吸上げ機能やタイマーがるいているものもあります。
今回の生産にかかる材料の量や、生産数、モニタなども設定し、必要であればコンベアなども用意します。

4 条件入力

成形条件を入力します。
新規の場合は、温調機(金型)の温度・樹脂の成形温度・射出冷却時間・射出速度・圧力・計量時間・背圧・金型開閉時間速度・圧力・その他オプション(エアー、取出し機等)の条件を試作成形しながら設定していきます。
ここが技術者の腕の見せ所であり、本領発揮なのです。
寸法規格内の製品であるか測定検査し、合格がでたら成形開始です。

5 成形開始

成形開始です。
この間に、成形異常が起きた場合の条件変更処置や箱替え、ランナー処理等の周辺管理、また定期的に製品の外観・測定検査をします。

6 成形終了

成形終了です。
材料替えを行います。
次に生産する製品の材料でパージングを行うこともありますが、普通は洗浄剤を使用します。洗浄剤は普通の材料と同様に射出して使用します。
シリンダーの中をきれいにする特殊なコンパウンドです。

7 金型おろし 周辺機器、温調ホース等を取り外したら、金型をおろします。
条件表、生産記録などを作成し、金型を片付け、周辺の清掃をして、ようやく終了です。
実際はもっと複雑ですが、だいたいこんな感じの流れです。
力仕事なので、むきむきにもなれます。
次回は生産ライン上の仕事について触れてみたいと思います。


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